和三盆 箱 机 一式 - Wood, Paper, Lacquer - Japan - 1848





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A complete four‑volume Wasanbon sacred texts set of the Jōdo Shinshū school, published in 1848 for the 350th memorial anniversary of Ren’nyo Shōnin, with a lacquered Wasan desk and Wasan box, bearing Higashi Honganji seals and provenance from Japan.
Description from the seller
このセットは、浄土真宗の仏教聖典「和讃頌(和讃)」の一部である wasanbon(和算本)と、和讃箱・和讃机を組み合わせたもので、それぞれ約178年前の伝来品と、約120年前の和算机・和讃箱をともに含み、セットとして完結した状態を保っています。 provenance(来歴)と歴史的価値を有するセットです。
Wasanbon
箱の中には、「正信偈和讃」「法然和讃」「高嗣和讃」「正蔵撰和讃」の四冊が収められ、四冊すべて揃っています。「正信偈和讃」は、浄土真宗の基本的聖典の一つである親鸞聖人の教えであり、「浄土和讃」「高僧和讃」「正蔵撰和讃」は、親鸞聖人が著した和讃の三部作です。
このセットの四冊版は、江戸時代に一般的に刊行されたものとは異なる点があります。主な違いは、末尾に出版社・刊行地・刊行情報などの imprint がないことです。巻末には、この四冊版の刊行目的と具体的な日付を示す銘記が付されています。
「正蔵撰和讃」の巻末には、次のように書かれています。
「此正信偈和讃四帖一部
中興上人為興隆佛法
所令開板而是年當三百五十回諱辰
更加入章譜合流布者也」
これは、本四冊版「正信偈和讃四帖一部」が、中興の聖人(中興上人)によって仏法の弘通のために刊行され、当年が350回忌にあたるため、章譜が追加され流布されたことを示す銘です。日付は明確に「嘉靖元年(嘉永)庚午三月十八日」と記されているわけではなく、「嘉永元年庚午三月十八日」と読むべきとされます。
蓮如上人が1499年、明名8年に没したため、嘉定1(1848年)は350回忌にあたり、この四冊版が刊行されたのは浄土真宗の歴史における重要な節目となる僧伝の一環として、仏教の弘通を目的としての出版でした。具体的な日付「1848年3月18日」と「350回忌」という述語は、蓮如上人の没年から算定される350回忌の事実と完全に一致します。このセットと真宗本願寺との関係を示す「建立日付」だけでなく、刊行目的と歴史的背景まで物件自体に明記されている点は、この四冊版の重要な歴史的価値の一つです。1848年の明確な日付と、蓮如上人350回忌の背景を伝える特別な聖典と言えます。
四冊本の和讃本は、表紙の装丁に「東羅十六条八角藤」「東本願寺・真宗大谷派( Shinshū Ōtani-ha )」の紋が施されています。
さらに、「正蔵撰和讃」の出版記録の裏側には、「眞宗本廟弘通之證」印章が見られます。「眞宗本廟」(現・東本願寺)とは、真宗大谷派の総本山を指し、「弘通」は仏教の教えと聖典の広い伝播を意味します。この印章が、1799年の日付の裏面にも残っていることは、このセットと真宗本願寺との関係を考察する上で重要です。
また、「正信偈和讃」の冒頭には別の「龍谷山」印も確認できます。「龍谷山」は本願寺の山号を示す印です。これらの印と表紙の東羅十六条八角藤紋を併せて見ると、法系・本願寺・真宗本願寺の関連性を示す宗派的背景が読み取れます。
Wasan Desk
聖典を置くための和讃机も、このセットの一部として残っています。黒漆に、金箔の装飾と金箔による追加装飾を施した格式ある意匠です。和讃箱とともに、聖典を置くための正式な調度として作られています。
Wasan Box
和讃本4冊を収める和讃箱の表面には十二六葉八衆の家紋が描かれており、正面には御若一の桐紋と十二六葉八衆の家紋が施されています。これらの紋は皇室と関係が深く、皇室に関連する紋として特別な格式を示します。御三子の桐紋は本願寺の家紋として用いられ、宮廷・皇室との関係性の中で正規の格式と来歴を示す重要なデザインです。さらに、和讃箱の蓋の裏側には金箔の図様「瑞雲」「霊雲」が施されています。蓋の裏までこのような装飾が施されていることは、和讃箱が正式な調度品として作られたことを示します。
木製伝来箱
このセットを収める木製の箱には表面に「和讃機」と手書きされています。両側には「明治三十九年丙午三月上旬 求之」「大字弁財天 吉崎為蔵 所持」と読み取れる記名があります。
「大字弁財天」は現在の奈良県北葛城郡高安町大字弁財天を指します。これらの銘は、1906年の明治39年の三月上旬に取得され、吉崎為蔵に所持されていたことを特定します。
和算箱・和算机セットを包む古布も木製箱の内部に保存されています。古布は長年の使用による傷みが見られ、擦り切れた箇所は手縫いの継ぎはぎで何度も修繕されています。セットが包まれ、大切に保護・伝承されてきたことを示しています。
繊維板製伝送箱
このセットの最外装には、海外輸送用の繊維板箱が用いられています。和讃本・和算箱・和算机をほぼぴったりと納める大きさで、上面には「機」「前」などの手書き識別標が残っています。
箱には「WALDORF PAPER PRODUCTS CO.」と「ST. PAUL, MINNESOTA」が刻印されています。製造年を示す「9 ○ 49」や仕様表示の「V3S」「JAN-P-108」も確認できます。JAN-P-108は米国陸軍・海軍が1944年に制定した海外輸送用繊維板箱の規格であり、この箱は海外搬送用の規格箱として丈夫さと耐候性を備えています。
この紙箱は1906年・明治39年の木箱の後に追加されたものですが、セットが海外輸送用規格箱にほぼぴったり収まること、また日本の識別刻印が残っていることから、後年の保存・搬送の歴史を具体的に伝える付随資料として位置づけられます。
この繊維板箱も経年の傷みが見られます。
セットの価値
このセットは、浄土真宗の歴史における重要な節目である蓮如上人350回忌の際、1848年に刊行された四冊版の聖典を含み、建立日の銘記・刊行目的の記載、一般刊行物に見られる痕跡(末尾の imprint がない形式)と異なる点、皇室・宮中と関係を示す「眞宗本廟弘通之證」干と「龍谷山」印、東洞六条八角藤紋の紋章、正宗大谷派の本願寺・真宗本願寺関係を示す要素を備えています。和讃本は東羅十六条八角藤紋の家紋を持ち、和讃箱には十二六葉八衆の家紋と桐紋が施され、金箔の瑞雲・霊雲模様が蓋の裏側にもあります。和讃机は金彩と金箔による装飾が施され、現地の格調を高めるものでした。1906年・明治39年の acquisition を記す木製箱と、所有者として吉崎為蔵の名が残され、包布は継ぎはぎで何度も修繕されながら受け継がれてきたことが窺えます。
このセットは、江戸時代末期に成立した聖典の形式、明治時代の来歴を記録する木箱、現代まで丁寧に保護・伝承されてきた装具・包布を含む、一本のセットとして具体的に辿ることができます。
注
経年による傷みが各所に見られます。写真をよくご確認ください。
重量・体積が大きいため、送料が高額になります。購入をご検討の際はご確認ください。
作家プロフィール
作家名は特定されていません。
付属品
古布
寸法・重量
本 4冊:縦約18.8cm x 横約13.8cm x 厚さ約6.5cm、総重量約986.2g
机:縦29.5cm x 横20cm x 高さ21cm、重さ約1095.3g
和讃箱:縦23cm x 横18cm x 高さ12cm、重さ約883.7g
木箱:縦36cm x 横27.5cm x 高さ34cm、重さ約2220.7g
繊維板外箱:縦37cm x 横34.5cm x 高さ28cm、重さ約1665.5g
総外寸(アクセサリー含む): 縦37cm x 横34.5cm x 高さ28cm
総重量(アクセサリー含む): 約6851.4g
技法・状態
技法:漆芸
材料:木、漆、紙
状態:良好
輸送
EMSまたはDHLで発送します。
商品は国際配送時の安全を確保するよう丁寧に梱包します。運送会社の要件により、必要に応じて大型の梱包を使用する場合があります。
関税・VAT・通関手数料は購入者のご負担です。
イタリアの入札者: codice fiscale が必要です。
ポルトガルの入札者: NIF が必要です。
スペインの入札者: NIF が必要です。
Seller's Story
このセットは、浄土真宗の仏教聖典「和讃頌(和讃)」の一部である wasanbon(和算本)と、和讃箱・和讃机を組み合わせたもので、それぞれ約178年前の伝来品と、約120年前の和算机・和讃箱をともに含み、セットとして完結した状態を保っています。 provenance(来歴)と歴史的価値を有するセットです。
Wasanbon
箱の中には、「正信偈和讃」「法然和讃」「高嗣和讃」「正蔵撰和讃」の四冊が収められ、四冊すべて揃っています。「正信偈和讃」は、浄土真宗の基本的聖典の一つである親鸞聖人の教えであり、「浄土和讃」「高僧和讃」「正蔵撰和讃」は、親鸞聖人が著した和讃の三部作です。
このセットの四冊版は、江戸時代に一般的に刊行されたものとは異なる点があります。主な違いは、末尾に出版社・刊行地・刊行情報などの imprint がないことです。巻末には、この四冊版の刊行目的と具体的な日付を示す銘記が付されています。
「正蔵撰和讃」の巻末には、次のように書かれています。
「此正信偈和讃四帖一部
中興上人為興隆佛法
所令開板而是年當三百五十回諱辰
更加入章譜合流布者也」
これは、本四冊版「正信偈和讃四帖一部」が、中興の聖人(中興上人)によって仏法の弘通のために刊行され、当年が350回忌にあたるため、章譜が追加され流布されたことを示す銘です。日付は明確に「嘉靖元年(嘉永)庚午三月十八日」と記されているわけではなく、「嘉永元年庚午三月十八日」と読むべきとされます。
蓮如上人が1499年、明名8年に没したため、嘉定1(1848年)は350回忌にあたり、この四冊版が刊行されたのは浄土真宗の歴史における重要な節目となる僧伝の一環として、仏教の弘通を目的としての出版でした。具体的な日付「1848年3月18日」と「350回忌」という述語は、蓮如上人の没年から算定される350回忌の事実と完全に一致します。このセットと真宗本願寺との関係を示す「建立日付」だけでなく、刊行目的と歴史的背景まで物件自体に明記されている点は、この四冊版の重要な歴史的価値の一つです。1848年の明確な日付と、蓮如上人350回忌の背景を伝える特別な聖典と言えます。
四冊本の和讃本は、表紙の装丁に「東羅十六条八角藤」「東本願寺・真宗大谷派( Shinshū Ōtani-ha )」の紋が施されています。
さらに、「正蔵撰和讃」の出版記録の裏側には、「眞宗本廟弘通之證」印章が見られます。「眞宗本廟」(現・東本願寺)とは、真宗大谷派の総本山を指し、「弘通」は仏教の教えと聖典の広い伝播を意味します。この印章が、1799年の日付の裏面にも残っていることは、このセットと真宗本願寺との関係を考察する上で重要です。
また、「正信偈和讃」の冒頭には別の「龍谷山」印も確認できます。「龍谷山」は本願寺の山号を示す印です。これらの印と表紙の東羅十六条八角藤紋を併せて見ると、法系・本願寺・真宗本願寺の関連性を示す宗派的背景が読み取れます。
Wasan Desk
聖典を置くための和讃机も、このセットの一部として残っています。黒漆に、金箔の装飾と金箔による追加装飾を施した格式ある意匠です。和讃箱とともに、聖典を置くための正式な調度として作られています。
Wasan Box
和讃本4冊を収める和讃箱の表面には十二六葉八衆の家紋が描かれており、正面には御若一の桐紋と十二六葉八衆の家紋が施されています。これらの紋は皇室と関係が深く、皇室に関連する紋として特別な格式を示します。御三子の桐紋は本願寺の家紋として用いられ、宮廷・皇室との関係性の中で正規の格式と来歴を示す重要なデザインです。さらに、和讃箱の蓋の裏側には金箔の図様「瑞雲」「霊雲」が施されています。蓋の裏までこのような装飾が施されていることは、和讃箱が正式な調度品として作られたことを示します。
木製伝来箱
このセットを収める木製の箱には表面に「和讃機」と手書きされています。両側には「明治三十九年丙午三月上旬 求之」「大字弁財天 吉崎為蔵 所持」と読み取れる記名があります。
「大字弁財天」は現在の奈良県北葛城郡高安町大字弁財天を指します。これらの銘は、1906年の明治39年の三月上旬に取得され、吉崎為蔵に所持されていたことを特定します。
和算箱・和算机セットを包む古布も木製箱の内部に保存されています。古布は長年の使用による傷みが見られ、擦り切れた箇所は手縫いの継ぎはぎで何度も修繕されています。セットが包まれ、大切に保護・伝承されてきたことを示しています。
繊維板製伝送箱
このセットの最外装には、海外輸送用の繊維板箱が用いられています。和讃本・和算箱・和算机をほぼぴったりと納める大きさで、上面には「機」「前」などの手書き識別標が残っています。
箱には「WALDORF PAPER PRODUCTS CO.」と「ST. PAUL, MINNESOTA」が刻印されています。製造年を示す「9 ○ 49」や仕様表示の「V3S」「JAN-P-108」も確認できます。JAN-P-108は米国陸軍・海軍が1944年に制定した海外輸送用繊維板箱の規格であり、この箱は海外搬送用の規格箱として丈夫さと耐候性を備えています。
この紙箱は1906年・明治39年の木箱の後に追加されたものですが、セットが海外輸送用規格箱にほぼぴったり収まること、また日本の識別刻印が残っていることから、後年の保存・搬送の歴史を具体的に伝える付随資料として位置づけられます。
この繊維板箱も経年の傷みが見られます。
セットの価値
このセットは、浄土真宗の歴史における重要な節目である蓮如上人350回忌の際、1848年に刊行された四冊版の聖典を含み、建立日の銘記・刊行目的の記載、一般刊行物に見られる痕跡(末尾の imprint がない形式)と異なる点、皇室・宮中と関係を示す「眞宗本廟弘通之證」干と「龍谷山」印、東洞六条八角藤紋の紋章、正宗大谷派の本願寺・真宗本願寺関係を示す要素を備えています。和讃本は東羅十六条八角藤紋の家紋を持ち、和讃箱には十二六葉八衆の家紋と桐紋が施され、金箔の瑞雲・霊雲模様が蓋の裏側にもあります。和讃机は金彩と金箔による装飾が施され、現地の格調を高めるものでした。1906年・明治39年の acquisition を記す木製箱と、所有者として吉崎為蔵の名が残され、包布は継ぎはぎで何度も修繕されながら受け継がれてきたことが窺えます。
このセットは、江戸時代末期に成立した聖典の形式、明治時代の来歴を記録する木箱、現代まで丁寧に保護・伝承されてきた装具・包布を含む、一本のセットとして具体的に辿ることができます。
注
経年による傷みが各所に見られます。写真をよくご確認ください。
重量・体積が大きいため、送料が高額になります。購入をご検討の際はご確認ください。
作家プロフィール
作家名は特定されていません。
付属品
古布
寸法・重量
本 4冊:縦約18.8cm x 横約13.8cm x 厚さ約6.5cm、総重量約986.2g
机:縦29.5cm x 横20cm x 高さ21cm、重さ約1095.3g
和讃箱:縦23cm x 横18cm x 高さ12cm、重さ約883.7g
木箱:縦36cm x 横27.5cm x 高さ34cm、重さ約2220.7g
繊維板外箱:縦37cm x 横34.5cm x 高さ28cm、重さ約1665.5g
総外寸(アクセサリー含む): 縦37cm x 横34.5cm x 高さ28cm
総重量(アクセサリー含む): 約6851.4g
技法・状態
技法:漆芸
材料:木、漆、紙
状態:良好
輸送
EMSまたはDHLで発送します。
商品は国際配送時の安全を確保するよう丁寧に梱包します。運送会社の要件により、必要に応じて大型の梱包を使用する場合があります。
関税・VAT・通関手数料は購入者のご負担です。
イタリアの入札者: codice fiscale が必要です。
ポルトガルの入札者: NIF が必要です。
スペインの入札者: NIF が必要です。

