No. 107248880

No brand - 人形 Kijiyama Kokeshi - Japan
No. 107248880

No brand - 人形 Kijiyama Kokeshi - Japan
こちらは、秋田県木地山系の伝統的なこけしで、小椋久太郎 Ogura Kutaro(1906–1998)本人によって木地挽き・彩色された、直筆署名入りの2体セットです。両体の底面には「秋田木地山 小椋久太郎作」という作家自筆の署名があり、作者本人による制作であることが確認できます。
セットは大小2体構成で、いずれも木地山系特有の赤・緑・黒を基調とした花文様が、轆轤挽きの木地に直接手描きされています。頭部は小椋作品に特徴的な艶やかな黒髪表現で仕上げられ、胴体には作家の成熟期の作風を思わせる、迷いのない筆致が見られます。
本作は日本国内の個人コレクションより長年保管されていた品で、屋内で丁寧に保管されてきたため、経年による木地・彩色の自然な変化以外に大きな損傷はありません。
こけしとは
こけしは、日本の東北地方(本州北部)で江戸時代末期(19世紀初頭)に生まれた木製の伝統人形です。もとは温泉地の湯治客へのお土産として木地師たちが轆轤で削り出したものですが、やがてその素朴な美しさが日本の民芸運動の旗手・柳宗悦(1889–1961)らに注目され、単なる玩具を超えた「工芸美術品」として国際的に評価されるようになりました。
現在では「伝統こけし」として11の系統(流派)が存在し、それぞれが産地固有のフォルム・彩色・文様を持っています。署名入り・名工作のこけしは、欧州のアジア民芸コレクターやトイアート収集家の間でも高い人気を誇り、主要オークションハウスで定期的に落札されています。
木地山系こけしとは
木地山系は、秋田県南部・雄勝地方(現・湯沢市周辺)を発祥とするこけし系統で、東北11系統の中でも特に力強い装飾が特徴です。
最大の特徴は「前垂れ(まえだれ)」と呼ばれる胴模様——菊・梅・桜などの花文様を赤・黒・緑で大胆に描いた、エプロン状の装飾帯です。この模様は木地山系のみが持つ独自意匠であり、他系統との最大の識別点となっています。また、木地山系のこけしは頭部が比較的大きく、顔の表情がおおらかで温かみがあることでも知られています。
作家プロフィール
小椋久太郎(1906–1998)は、秋田県雄勝郡皆瀬村木地山地区に生まれた木地師・こけし作家で、木地山系こけしを代表する名匠の一人です。父である木地師・小椋久四郎のもとで13歳頃から修業を始め、木地山系独自の技法と意匠を受け継ぎました。
「前垂れ」に描かれる菊・梅文様を赤と黒で大胆に表現した作風で、国内外のコレクターから長年支持を受け続けました。弟子には小椋宏一・小椋利亮らがおり、木地山系の技術継承にも大きく貢献しています。
主な受賞・受章歴:
1958年:ブリュッセル万国博覧会 銅賞(日本の伝統工芸品が初めて国際舞台で評価された歴史的な博覧会)
1963年:全日本こけしコンクール 無審査(名人)認定
1967年:秋田県功労賞
1976年:労働大臣表彰「現代の名工」(卓越技能賞)
1977年:勲六等瑞宝章
平成10年(1998年)3月21日、享年93歳で逝去。その作品は今なお日本・欧州のコレクターから高く評価され、オークションにも継続的に出品されています。
サイズ
大:高さ 31 cm、底径 9 cm
小:高さ 25 cm、底径 6.6 cm
重量
大:約 1,000 g/小:約 610 g/合計:約 1,610 g
商品の状態
両体ともにひび割れや補修はなく、良好なヴィンテージ状態です。木地・彩色には経年による自然な風合いが見られますが、精査の結果、大きな損傷は確認されませんでした。
補足情報
産地:秋田県木地山系、日本
素材:木地挽き、手描き彩色
年代:昭和期
署名:各体の底面に「秋田木地山 小椋久太郎作」の直筆署名あり
Similar objects
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
This object was featured in
How to buy on Catawiki
1. Discover something special
2. Place the top bid
3. Make a secure payment

