编号 107014634

编号 107014634

幸野楳嶺「北越漁邨曝網図」—『都の錦』所収 多色木版画
海辺の漁村に建つ茅葺きの家々と、高く掲げて干された漁網を描いた風景画です。前景には松が枝を広げ、沖には小さな帆影、空には列をなして飛ぶ鳥が配されています。淡い青緑と暖かな薄橙色によって、海辺の静かな暮らしが表現されています。
左上に「北越漁邨曝網図」の題、「楳嶺」の落款と朱印があります。「曝網」は網を日にさらして干すことを意味します。また、「明治廿一年」「戊子」の年記があり、1888年に相当します。この画中年記は本紙の印刷年を示すものではありません。
作者の幸野楳嶺(1844–1895)は、近代京都画壇で活動した日本画家です。
本図を収める画集『都の錦』は、オランダのアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)にも所蔵されています。同館の画集全体の所蔵番号はRP-P-2005-531です。
本紙寸法:約24 × 32 cm。
画集本体・表紙・奥付は付属せず、単葉1枚での出品です。1891年は画集の刊行年であり、本紙の実際の摺年は未確認です。
全体に黄ばみ、中央に縦折れ、点状のシミや汚れ、余白の擦れと軽い縁の傷みがあります。下部には赤い付着汚れが見られ、裏面には図柄の透けがあります。状態の詳細は表裏および拡大写真をご確認ください。
額は付属しません。